FIG-0012 / 人物・神格(Figure) / 神格

オモイカネ

Omoikane

確度 A学術的定説

別名:思金神、常世思金神、思兼神、八意思兼神

古事記
思金神/常世思金神
日本書紀
思兼神

タカミムスヒの子で、天岩戸に際して神々を集め、常世の長鳴鳥を鳴かせ鏡と勾玉を掛けるという段取りを立案する。国譲りで派遣する神の選定にも加わり、天孫降臨には随伴する。危機に対して手順を設計する知の機能を担う。

実在性の評価 神話的存在

知恵の働きを神格化した観念神であり、独自の伝承基盤を欠く。記紀神話を編纂期の構成とみる津田左右吉以来の理解の枠内にある。

この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。

祭祀と受容

信濃の阿智神社は延喜式神名帳に伊那郡の社として載り、思兼命を祀る。戸隠神社中社の祭神も天八意思兼命だが、戸隠は近世まで戸隠山顕光寺と称する天台・修験の霊場であり、明治の神仏分離で僧が還俗して神社となり、祭神が記紀の神名で定め直された。

原典に登場する箇所8節

古事記 上巻を読む → 日本書紀 神代上を読む → 日本書紀 神代下を読む →

種別
神格
役割
秩序化
系譜(親)
タカミムスヒ
系譜(子)
(記載なし)
配偶
(記載なし)
初出テキスト
古事記