NAR-0030 / 物語(Narrative) / カテゴリ:宗教
神道
Shinto
関連する関係レコード
派生 Derivation 日本の建国神話(記紀と万世一系) → 神道 確度B
記紀に文字化された神話が、中世の伊勢神道・両部神道の教説、近世の垂加神道および国学に基づく復古神道を通じて、体系的な教説としての神道へ再構成された。他方で在地の神祇祭祀は記紀に先行するため、両者の先後関係は層により逆転する。「神道」を古代からの連続体とみなす立場と中世成立とみる立場の対立を反映して確度はB。
神仏習合により神々は仏・菩薩の垂迹あるいは護法善神として位置づけられ、神宮寺、宮曼荼羅、両部神道といった複合的な制度と教説が形成された。既存のREL-0022は同じ過程を建国神話(記紀の神話体系)に限定して記述したものであり、本エッジは神祇信仰全般を対象とするより広い水準にあたる(矛盾ではなく包含関係)。1868年の神仏分離令により制度としては解体された。
習合 Syncretism 神道 → 古史古伝(周縁からの対抗史) 確度B
近代の古史古伝は、神道系の教団組織を流通の回路とした。竹内巨麿は御嶽教に入信したのち1900年に教会を開き、のちの皇祖皇太神宮天津教のもとで1928年に竹内文書を公開した。九鬼隆治は1920年に皇道宣揚会を創設し、艮の金神の祭祀をめぐって大本と交渉したうえで、家伝と称する文書を三浦一郎に託して研究させた。神統譜・祭祀・神器という神道の語彙と実践が、超古代の王統を語る枠組みとして再利用されている。他方で神代文字の否定にみられるように、国学・神道の側からの批判も並行しており、関係は一様ではない(REL-0194を参照)。