FIG-0013 / 人物・神格(Figure) / 神格
アメノタヂカラオ
Ame-no-Tajikarao
確度 A学術的定説
別名:天手力男神、天之手力男神、天手力雄神
古事記
天手力男神
日本書紀
天手力雄神
天岩戸の脇に隠れて立ち、アマテラスが戸を細く開けて外を覗いた瞬間にその手を取って引き出す。天孫降臨に際しては三種の神器に添えられて随伴し、伊勢国佐那県に鎮まったとされる。閉じられた秩序を物理的に開く力の役割を担う。
実在性の評価 神話的存在
腕力そのものを名とする機能神で、岩戸神話以外の伝承をほとんど持たない。記紀神話を編纂期の構成とみる津田左右吉以来の理解の枠内にある。
この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。
祭祀と受容
伊勢国多気郡の佐那神社は延喜式神名帳に載り、古事記がこの神の鎮座地とする佐那県に比定される。戸隠神社奥社も天手力雄命を祭神とするが、戸隠は近世まで修験の霊場であり、記紀の神名による祭神の確定は神仏分離を経た近代のことである。
原典に登場する箇所3節