FIG-0022 / 人物・神格(Figure) / 神格
タケミカヅチ
Takemikazuchi
確度 A学術的定説
別名:建御雷之男神、建御雷神、建布都神、豊布都神、武甕槌神、武甕雷男神
古事記
建御雷之男神/建御雷神
日本書紀
武甕槌神
イザナキがカグツチを斬った剣(天之尾羽張)に付いた血から成った神。国譲りの使者として出雲の伊那佐の小浜に降り、剣を波頭に逆さに立ててその切先に胡坐をかき、オオクニヌシに国土の返還を迫る。建御名方を屈服させて国譲りを完成させ、神武東征では布都御魂剣を降して危機を救う。
実在性の評価 神話的存在
鹿島神宮の祭神で、中臣氏・藤原氏の氏神として春日大社に勧請された。国譲りの主役を経津主神から武甕槌神に移す記述の変化は、物部氏に代わる中臣氏の政治的台頭を神話に反映したものとする説が広く唱えられている。
この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。
祭祀と受容
常陸の鹿島神宮は延喜式神名帳に名神大として載り、伊勢・香取とともに古代に神宮号を用いた3社の一つで、明治に官幣大社となった。奈良時代に春日大社へ勧請されて第一殿の祭神となり、春日曼荼羅ではその本地を不空羂索観音とするのが一般的であった。
原典に登場する箇所8節
- 上巻 第8節イザナキ、火の神を斬る
- 上巻 第32節タケミカヅチの派遣と国譲り
- 中巻 第45節熊野に降された太刀
- 神代上 第五段 一書第六風神から三貴子の分治まで語る最長の異伝
- 神代下 第九段 本文国譲りと瓊瓊杵尊の降臨
- 神代下 第九段 一書第一天照大神が司令し猿田彦が道を開く異伝
- 神代下 第九段 一書第二大己貴神が幽事を治め五神が職を分かつ異伝
- 巻第三 第74節高倉下の夢と韴霊の剣
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