FIG-0024 / 人物・神格(Figure) / 氏族祖
アメノホヒ
Ame-no-Hohi
確度 A学術的定説
別名:天之菩卑能命、天菩比命、天穂日命、天乃夫比命、天穂比命
古事記
天之菩卑能命/天菩比命
日本書紀
天穂日命
アマテラスとスサノオのうけひで生まれた5男神の第2子。葦原中国の平定のために最初に派遣されるが、オオクニヌシに心服して3年間復命しない。出雲国風土記には天乃夫比命の名で現れ、その子タケヒラトリが出雲国造・土師氏の祖とされる。使命に背いた神が出雲祭祀家の祖となるという構成は記紀に共通する。
実在性の評価 神話的存在
出雲国造・土師氏の祖神であり、出雲国造神賀詞(延喜式所収)はこの神を出雲支配の由来として語る。出雲国造家が大和王権に服属する立場を神話化した氏族起源譚とみるのが通説である。
この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。
祭祀と受容
出雲国造家(千家・北島両家)の祖神とされ、出雲大社の祭祀を世襲的に担う根拠となった。この神自身を主祭神とする社は多くないが、出雲大社の祭祀組織そのものが受容の実質をなしている。土師氏を経て菅原氏の祖に連なるとする系譜も、後世に整えられたものである。
原典に登場する箇所10節