FIG-0027 / 人物・神格(Figure) / 神格
アメノオシホミミ
Ame-no-Oshihomimi
確度 A学術的定説
別名:正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命、天之忍穂耳命、正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊、天忍穂耳尊、天忍骨命
古事記
正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命
日本書紀
正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊
アマテラスとスサノオのうけひによって生まれた5男神の長子で、アマテラスの子とされる。葦原中国を治めるよう命じられるが、天の浮橋から下界を見て騒がしいとして引き返し、その間に生まれた子ニニギを代わりに降すよう申し出る。降臨を一世代先送りすることで天孫の系譜を成立させる。
実在性の評価 神話的存在
うけひによる出生と降臨の辞退という筋は、皇統をアマテラスに接続するための系譜上の中継として構成されたとみられる。津田左右吉以来の記紀批判の枠内で、歴史的実在は想定されない。
この評価は、その存在が歴史的に実在したかについての学説の分布を示すものである。 実在しないことは、その物語が果たしてきた働きを少しも減じない。
祭祀と受容
豊前の英彦山は天忍穂耳尊を祀り、近世まで英彦山権現・霊仙寺と称する修験の一大拠点であった。明治の神仏分離で英彦山神社となって座主以下の修験組織が解体され、1975年に神宮号を称した。
原典に登場する箇所14節
- 上巻 第13節天に昇るスサノオと誓約
- 上巻 第14節生まれた子の分けと宗像三女神
- 上巻 第30節国平定の評定とアメノホヒの失敗
- 上巻 第33節天孫降臨の命とサルタヒコ
- 神代上 第六段 本文昇天と誓約、三女神と五男神
- 神代上 第六段 一書第一日神の三つの剣から三女神が生まれる
- 神代上 第六段 一書第二羽明玉が瓊を献じ、剣と瓊を交換する
- 神代上 第六段 一書第三天安河を隔てた誓約と六柱の男神
- 神代下 第九段 本文国譲りと瓊瓊杵尊の降臨
- 神代下 第九段 一書第一天照大神が司令し猿田彦が道を開く異伝
- 神代下 第九段 一書第二大己貴神が幽事を治め五神が職を分かつ異伝
- 神代下 第九段 一書第六天火明命を兄とし雉の頓使を語る異伝
- 神代下 第九段 一書第七皇孫の親と名を四通りに伝える異伝
- 神代下 第九段 一書第八火明命を兄とし二子だけを伝える異伝